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Webディレクターの為のコミュニケーション術

2021.10.04

中村 和正

Webディレクターなどコミュニケーションのフロントに立つ人はWebの知識はもちろんですが、高いコミュニケーション能力を求められる機会が多いですよね。

コミュニケーション能力とはバランスをとってみんなとうまくやれるということもひとつですが、時にはハードな交渉をしたり、言いづらいことを伝えなくてはいけない場合もあります。

そんなコミュニケーションの際に抑えておきたいポイントをまとめて紹介します。

当たり前は自分だけのもの。

人には「フォールスコンセンサス」と言われる特徴があります。これは自分の考えが多数派だと考え、他の人も同じように考えているだろうと思う傾向のことです。

制作側は「IE10なんて今どきターゲット外。」と思っていても社内の9割がIE10を利用している企業にしたら「ブラウザと言えばIE10」かもしれません。

さらに情報を自分に都合のいいように受け取りがちです。例えば「○月×日に提出します。」と言うと、提出する側は24時までに送ればOK。受け取る側は営業時間中には届くだろうといったように解釈しがちです。

「そんなことは当たり前、言うまでもない。」と思ってもきちんと伝え、決め事であれば文書化して共有しましょう。

悪い情報ほど早くちゃんと伝える。

「これを言ったら確実に怒られる。」そんな情報を伝えるのは気が重いですよね。しかし、放っておいて好転することは99%ありません。火種を大きくする前に早く伝えてしまった方が意外と上手く事が運ぶものです。

もうひとつ悪い情報を伝える際のポイントとしては肝心のポイントを先に伝えることです。例えば「実は、御社のサーバーがハッキングされまして〜」と時系列に話していくと、聞き手は最悪の事態もありうると考えイライラしてしまいます。

まず「個人情報の流出は防げたのですが、〜」といった具合に肝心なポイントを伝えてから経緯を話せば相手も安心して落ち着いて話を聞くことができます。

苦手な人ほど接触しよう。

仕事では気に入った人とだけ付き合うというわけにはいきません。馬の合わない人やちょっと気難しそうな人なんかだと必要以上のコミュニケーションを避けて、極力メールで済ませたくなってしまいますよね。

しかし中途半端に距離をおいたことが後にトラブルを引き起こすケースがあります。実際にトラブルの大半がコミュニケーション不足に起因するものです。

人には「ザイアンス効果」といい、接触回数が多いほど信頼や好感を持つという傾向がありますのでちょっと苦手だなと思ったら意識的にコミュニケーションの回数を増やしてみましょう。第1印象が悪くても、よく知ってみると趣味もあって意気投合するなんて事もありますよ。

電話を効果的に使う。

最近ではメールやチャットでのコミュニケーションが中心になり、重要な話やお詫びすらメールで済まされるようなケースも見受けられます。もちろん「相手の時間を束縛しない」「エビデンスとして残る」といったメリットもありますが、メールやチャットでは相手の感情や理解度が感じられず、意図しない伝わり方になっている可能性もあります。

電話であれば相手の感情もわかりますし、理解度に応じて説明を加えることができますので意図しない伝わり方をしてしまう事は避けられますね。文書に残す必要があれば電話のあとに「先ほどの件の確認ですが~」とメールを送ってあげればいいですね。

ただ、最近では急に電話がかかってくることを好まない人もいますので、チャットなどで電話できるタイミングかを確認しても良いと思います。

相手に応じた言葉選びを。

たまに得意げに横文字や専門用語を並べて話しをしている人を見かけますが、相手に伝わっていないと全く意味がないですよね。

特にIT関連は横文字が多く、「Saas」「ASP」「クラウド」など聞いたことはあっても正確には理解されてないと言うケースも多々あります。

意味がわからずに聞き流されていたことが実物を見てからクレームに発展なんてことも起こりえます。相手の理解度を見て言葉を選んだり、補足をしてあげてきちんと情報を伝えましょう。

コミュニケーション能力を得意な武器にしよう。

Webディレクターは立ち回り次第でプロジェクトを牽引する司令塔にもなれますし、ただの御用聞き・小間使いになってしまうこともあります。

コミュニケーション能力はWebディレクターにとっては大きな武器のひとつだと思いますので常に磨いておきたいですね。

この記事を書いた人


WRITER

中村 和正

Kazumasa Nakamura

株式会社 gracenote CEO
WACAウェブ解析士マスター

Web業界17年目。Webマーケティングや経営領域のコンサルティングや運用支援を行うほか、プロジェクトマネージャーやインフォメーションアーキテクツとして数多くのプロジェクトにも参画している。 自身がWebフリーランスから法人成りした経験を活かし、フリーランスの独立・成功を支援しています。