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フリーランスになりたいと考えている方の中には、「フリーランスになったらプライベートがほとんどなくなるのでは?」という疑問や不安を抱えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、フリーランスになるとプライベートが無くなるのか、プライベートを充実させるためにはどうすればいいのかということについて詳しく解説していきます。
フリーランスになるとプライベートが無くなるって本当?
フリーランスになるとプライベートが無くなるというのは、半分正解で半分間違いです。というのも、言ってしまえばフリーランスは毎日仕事をすることもできますし、毎日休むこともできます。それらは自身の選択によるので、基本的には「平日」「休日」の概念がないのです。
これを「プライベートがない」と判断するか「毎日が自由」と判断するかは人それぞれですが、会社員として働いていた期間が長い方はプライベートがないと感じてしまうかもしれません。
ただ、フリーランスとして活動している場合でも、タイムマネジメントをしっかり行い、効率的な仕事術を採用することで、やり方や考え方次第ではプライベートを充実させることができます。大切なのは、自分自身のリズムを見つけ、プライベートの時間を大切にすること。フリーランスであっても、充実した生活は手の内にあります。今回紹介するコツを参考にしながら、スケジュールの上手なコントロール方法を身につけていきましょう。
フリーランスがプライベートを充実させるコツは?
では早速、フリーランスがプライベートを充実させるコツについて詳しく解説していきます。
仕事とプライベートを公私混同する
どういうこと?と思われるかもしれませんが、仕事とプライベートを分けて考えるのではなく、公私混同することによって、逆にプライベートの時間を作りやすくなります。たとえば、丸1日仕事をするのではなく、
- 起床後1時間だけ仕事をする
- 午前中だけ仕事をする
というように時間を区切ることによって、午後の時間を自由に使えるようになりますので、出かけたり、子どもとの時間を作ったりできるようになるのです。
メリハリをつけて仕事をする
フリーランスになると、全てが自由になりますので、どうしてもだらけてしまいがちです。よくあるのが、
- 作業の途中でスマホをいじってしまう
- 頻繁に休憩時間を作ってしまう
などです。ただ、1日は誰にとっても24時間ですので、ダラダラ仕事をしているといつまで経っても仕事が終わらなくなります。
メリハリを持って仕事を進めることによって、短時間でその日のやるべき作業を終わらせられるようになりますので、プライベートの時間を確保しやすくなるのです。また、タスクリストを作成し、仕事に優先順位を付けることで、今日やるべき仕事、明日以降に回すべき仕事が分けられ、メリハリをつけやすくなります。
目標を立てる
フリーランスがプライベートの時間を作るためには、その日の目標を決めることが大切です。
「今日は絶対にここまで終わらせる」という目標を作ることによって、ゴールを見据えながら作業を進められるようになりますので、空き時間を作りやすくなります。
それでもだらけてしまう場合は、タイムテーブルを作り、その時間割に沿って作業を進めてみてください。
休みの日を自分で設定する
仕事とプライベートを公私混同したくないという方は、休みの日を自分で設定するのがおすすめです。例えば、
- 土日は一切仕事をしない
- 月曜日は定休日にする
などです。このようなルールを決めることによって、仕事をしない日を作れるようになりますので、モチベーションの維持にも繋げやすくなります。フリーランスといっても、割り切って家族の休みに合わせて自分も休むというスタイルでやっている方も多いです。
趣味を見つける
フリーランスがプライベートを充実させるためには、趣味を見つけることが大切です。というのも、頑張って時間を作ったとしても、やることが無ければプライベートを充実させることはできません。趣味が1つでもあれば、空いた時間で趣味を楽しめるようになりますので、人生の充実度を高めやすくなるのです。
プライベートが一切なくなるとどうなる?
では最後に、プライベートが一切なくなるとどうなるのかということについて詳しく解説していきます。
気が休まらない
時間やスケジュールの管理がうまくできず、プライベートの時間が一切確保できなくなると、気が休まらなくなります。
ご飯を食べている時もお風呂に入っている時も、寝る直前でさえ仕事のことで頭がいっぱいになってしまうため、心身ともに疲弊していきます。
この状態を放置していると、フリーランスとして活動するモチベーションが低下してしまいます。また、モチベーションだけでなく、体調を崩すリスクが高まり、さらにはうつ病や心の疾患のリスクも増加しますので注意してください。
人間関係の希薄化
プライベートの時間がないと、家族や友人との時間を確保するのが難しくなります。これにより、人間関係が希薄になり、孤独感や孤立感を感じやすくなります。
アイディアを練る時間を作れない
プライベートが一切なくなってしまうと、アイディアを練る時間を作れなくなります。目の前にある仕事で手一杯になってしまい、別のことを考えられなくなってしまうのです。
そうなってしまうと、ビジネスの新しい方向性や拡大策を考える時間が得られなくなり、事業の成長が停滞する可能性があります。また、停滞するだけでなく、作業の質や生産性が低下する可能性があります。そのため収入も仕事量も徐々に衰退していく可能性が高くなりますので、上手にスケジュールをコントロールしてプライベートの時間を確保するようにしましょう。
まとめ
フリーランスになるとプライベートの時間が無くなるというのは、あながち間違っていません。ただ、仕事とプライベートを公私混同して考えることにより、仕事もプライベートも充実させやすくなります。
特に、今回紹介したコツを実践することによって、忙しい中でもプライベートの時間をしっかりと確保できるようになりますので、フリーランスを目指している方、あるいはプライベートの時間がなくて困っているフリーランスの方は、是非試してみてください。
過度な労働は短期的な利益をもたらすかもしれませんが、長期的には身体や心、ビジネスに悪影響を及ぼす可能性があります。メリハリをつけてフリーランスという働き方を楽しみましょう。
また、フリーランスが抱える不安や悩みについて、まとめてある記事がありますので、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
この記事を書いた人
WRITER
中村 和正
Kazumasa Nakamura
株式会社 gracenote CEO
WACAウェブ解析士マスター
Web業界17年目。Webマーケティングや経営領域のコンサルティングや運用支援を行うほか、プロジェクトマネージャーやインフォメーションアーキテクツとして数多くのプロジェクトにも参画している。 自身がWebフリーランスから法人成りした経験を活かし、フリーランスの独立・成功を支援しています。