Index
フリーランスのWebデザイナーになりたいと考えている方の中には、「興味はあるけど、どうやってなればいいのかわからない」「1人前のWebデザイナーになるためにはどうすればいいの?」という疑問や悩みを抱えている方もいるでしょう。
そこで今回は、1人前のフリーランスWebデザイナーになるためのステップや、仕事を獲得するコツ、それからフリーランスWebデザイナーとして活動するうえでの注意点について詳しく解説していきます。
Webデザイナーってそもそもどんな仕事?
Webデザイナーというのは、WebサイトやLPのデザイン・バナー制作・ロゴ制作などを手掛けるクリエイターのことを指します。他にもコーディング作業や画像の作成などを請け負うこともありますので、幅広い知識とスキルが必要です。
1人前のフリーランスWebデザイナーになるためのステップ
では次に、1人前のフリーランスWebデザイナーになるためのステップについて詳しく見ていきましょう。これから紹介するステップに沿って歩みを進めていくことによって、フリーランスWebデザイナーに必要なスキルや知識を効率的に習得できます。
ステップ1:デザインの基本スキルと知識をつける
1人前のフリーランスWebデザイナーになるためには、Webデザインに関する最低限の知識とスキルを身につけることが大切です。例えば、レイアウトや配色の基礎知識・illustratorやPhotoshopなどを扱うスキルなどです。
中には、必要なスキルが何かわからず、不十分なスキルで独立してしまう方もいるのですが、この状態でフリーランスになると、1人前になるまでにかなりの時間がかかってしまいます。1人前のWebデザイナーを目指している方は、まずはスクールなどで基本的なスキルや知識をつけ、Webデザイナーとしての土台を固めるところから始めていきましょう。
ステップ2:実務経験を積む
1人前のフリーランスWebデザイナーになるためには、実務経験を積むことが大切です。現場に出て案件と向き合ったり、クライアントとの打ち合わせに参加したりすることによって、より実践的な知識やスキルが身につきやすくなります。
実務経験を積む方法として最もおすすめなのは、Webデザイン関連企業に転職することです。そうすることによって、給料を受け取りながらフリーランスになるための準備、1人前のWebデザイナーになるための修行を行えるため、一石二鳥と言えるのです。
ステップ3:ポートフォリオを作成する
実務経験を積んでいったら、それをアピールしていくためにポートフォリオを作成していきます。ポートフォリオというのは、過去実績などを掲載した資料のことで、案件への応募や営業活動などの際に利用します。
ステップ4:副業としてWebデザイナーに挑戦
Webデザイナーとしての基本知識やスキル、経験が身についたからと言って、すぐにフリーランスとして独立するのはおすすめできません。まずはクラウドソーシングなどを活用しながら、副業としてWebデザイナー案件に挑戦してみましょう。
そうすることによって、個人で案件を請け負うことの大変さ・フリーランスになった後の収入目安・フリーランスとしての適性を判断できるようになります。
ステップ5:営業の幅を広げ、収入アップに繋げる
Webデザインを副業から本業にするためには、自分の生活を成り立たせるだけの収入を得なければなりません。クラウドソーシングのみでも収入を得ていくことはできますが、営業先がクラウドソーシングのみというのは若干リスクが高いです。
フリーランスのWebデザイナーとして活動するためには、営業の幅を広げ、収入アップに繋げることが大切です。例えば、取引先や仕事仲間からの紹介やフリーランスエージェントを活用する・交流会などで人脈を広げ、営業を行うなどです。
このように、営業の幅を広げることによって、収入アップや売上低下のリスクを減らせるようになりますので、フリーランスWebデザイナーとしていてやっていくためには考えないといけないことです。
フリーランスのWebデザイナーが仕事を獲得するコツ
では次に、フリーランスのWebデザイナーが仕事を獲得するためのコツについて詳しく解説していきます。
フリーランスとして活動するうえで必要なスキルを身につける
フリーランスのWebデザイナーとして活動するためには、Webデザインに関する知識やスキルを身につけることも大切ですが、フリーランスとして事業を運営するための知識やスキルも大切になってきます。例えば、営業・経理・収支管理・ディレクション・見積もりや契約対応などです。
これらの知識やスキルがないと、いくらWebデザインに関する知識やスキルレベルが高くても、事業としてうまく軌道に乗せることは難しくなってしまいます。
営業活動を欠かさない
フリーランスのWebデザイナーとして活動するためには、継続的に案件を受注することが必要です。フリーランスは給与ではなく案件ごとの報酬を受け取る形になりますので、抱えている案件が無くなると収入も0円になります。
営業活動をしてすぐに受注できるとは限りませんし、受注できても売上が入金されるのはその案件を納品してからになりますので、仕事が途絶えてから動くようでは手遅れになってしまいます。
このような事態を防ぐためには、常に営業回りをして案件を確保しておくことが大切です。
ライバルとの差別化を考える
近年、フリーランスのWebデザイナーが増えてきています。大企業でもフリーランスに仕事を依頼するケースが増えている反面、ライバルが増えている状況とも言えます。ライバルに勝ち、案件を効率的に獲得するためには、差別化を考えることが大切です。
ここで注意したいのは、「単価による差別化には限界がある」ということです。単価を下げることで受注しやすくなる場合もありますが、単価を下げると利益が少なくなりますので、結果として自分自身の首を絞めることになります。
適性単価で受注できれば、効率的に利益を得られるようになりますので、まずは単価以外の部分での差別化を考えていきましょう。
フリーランスのWebデザイナーが注意すべきこと
では最後に、フリーランスのWebデザイナーが注意すべきことについて詳しく見ていきましょう。
無理をして引き受けない
フリーランスとして活動している以上は、請け負っている案件数や単価によって報酬が決まりますので、片っ端から案件を受注したくなる気持ちはよくわかるのですが、無理をして引き受けると自分の首を絞めます。
なぜなら、全ての案件には「納期」があります。むやみやたらに案件を受注してしまうと、納期を守れずに、クライアントの信頼を失ったり、トラブルに発展してしまうリスクがあります。また急な体調不良などで休んでしまった時も代わりにやってくれる人がいませんので、余裕を持って案件数をコントロールするようにしましょう。
クライアントをしっかりと見極める
仕事を依頼されるのは嬉しいですが初見の場合は、相手をしっかりと見極めることも大切です。なぜなら、中には質の低いクライアントも存在しているからです。
質の低いクライアントと取引をすると、後出し要求をされる・無理難題を押し付けられる・連絡が取れなくなり、稼働したのに報酬の請求ができないなどのトラブルに見舞われてしまう可能性があります。
要件をよく聞いて齟齬がないようにすることや初取引であれば着手金をもらうなど対策をするようにしましょう。
時間管理を徹底する
Webデザイナーに限った話ではありませんが、フリーランスとして活動するのであれば時間管理を徹底することが大切です。フリーランスになると全てが自由になり、いつ働くかも休むかも自由です。
ただ、案件には必ず「納期」が設定されますので、計画性を持って仕事を進めていかないと、納期に間に合わなくなってしまいます。
また自分がきちんと管理していてもクライアント都合で急な修正依頼がきたり、予定通りにフィードバックがこなかったりということもありますので、臨機応変にスケジューリングをしたり、取引先とスケジュール調整をすることも必要です。
まとめ
フリーランスのWebデザイナーになるためには、デザインスキルや知識はもちろん、案件獲得のための活動やお金の管理などもしなければなりません。
ですが、フリーランスのWebデザイナーになることができれば、自由な働き方を実現できる・年収アップを狙えるなど、様々な魅力やメリットを得られるようになります。ポイントを抑えてしっかりと準備していけば1人前のフリーランスWebデザイナーとして活躍できるようになりますので、今回紹介した内容を参考に自分なりに計画を立ててみてください。
この記事を書いた人
WRITER
freenote編集部
Webフリーランスに役立つ情報を発信するメディア「freenote」編集部です。仕事に役立つナレッジや情報。経営や営業に関する情報などさまざまなジャンルの記事を発信していきます。