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近年では、新しい働き方の1つとしてフリーランスが注目されています。この記事を見ている方の中にも、「フリーランスとして働いてみたい」と考えている方がたくさんいるでしょう。
とはいえ、フリーランスの仕事には様々な種類がありますので、「どんな仕事があるかわからない」「自分に向いている仕事が見つからない」と悩んでいる方も多くいるはずです。
そこでこの記事では、フリーランスという働き方の浸透しているIT業界を中心に代表的な仕事とその特徴について詳しく解説していきます。
フリーランスの定義とは?
フリーランスというのは、会社に所属せず、個人で仕事を行う働き方のことです。会社員とは違い、業務委託契約で働くことが多いため、給与ではなく業務に対する報酬としてお金を受け取ります。
中には、「フリーランスと個人事業主って何が違うの?」という疑問を持っている方もいると思いますが、個人事業主というのは「税区分」のことを指し、フリーランスは「働き方」のことを指します。
つまりフリーランスという税区分は存在せず、フリーランスの方は個人事業主として確定申告することが大半です。ただし、「一人で仕事をしているが、法人化している」という場合は、個人事業主としてではなく、法人として申告をすることになります。
少しややこしく感じてしまうかもしれませんが、フリーランスと個人事業主は似ている部分が多く、同じような扱いを受けるケースが多いため、あまり難しく考える必要はありません。
ITエンジニア系フリーランスの代表的な仕事6選
では早速、ITエンジニア系フリーランスの代表的な仕事を6つ紹介していきます。
Webエンジニア
Webエンジニアというのは、WebサイトやWebアプリなどの開発を行うエンジニアのことです。
Webエンジニアには、フロントエンジニア・バックエンドエンジニアの2つの種類があり、それぞれで必要となるプログラミングスキルが変わります。
現時点では、Webエンジニアが不足していることもあり、売り手市場となっていますので、比較的案件を獲得しやすいと言えます。
インフラエンジニア
インフラエンジニアというのは、システムの基盤となる部分を設計したり、構築したり、管理したりする仕事です。インフラエンジニアには、
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
- クラウドエンジニア
など、様々な種類がありますが、どれもインターネットには欠かせない仕事と言えます。
AIエンジニア
近年では、AIの需要が増加しており、様々な場面でAI技術が使われるようになっています。AIの開発には、AIエンジニアの存在が必要不可欠なのですが、求められる知識レベルやスキルレベルが高いことから、かなり希少な存在です。
まだプレーヤーの少ない職種なので早い段階でスキルと知識を身につけることができれば、フリーランスのAIエンジニアとして高額案件を効率よく受注できる可能性も高いでしょう。
システムエンジニア
システムエンジニアというのは、システムやソフトウェアの開発や設計を行うエンジニアのことを指します。
システム開発における上流工程を担当する仕事となり、要件定義・基本設計・詳細設計・テストなどの工程を行う必要がありますので、基本的には常駐案件がメインとなりますが、最近はリモートワークでもOKという案件も増えていますので、応募しやすくなっているとも言えるでしょう。
システム案件は他の案件と比べると単価が比較的高く、人月単価が100万円を超えるものも多くありますので、効率的に稼ぎたいと考えている方にも最適です。また、長期契約の案件もかなり多く存在していますので、「長期的に安定した収益を得たい」と考えている方にもおすすめできます。
HTMLコーダー
HTMLコーダーというのは、デザイナーが作成したデザイン案をWebサイトとして見れるように構築する仕事です。HTMLコーダーは、エンジニアやプログラマーと比べると作業範囲が狭くなるため、未経験からでも始めやすい仕事と言えます。ただし、他の仕事と比べると報酬単価も若干低めになることが多いため注意が必要です。
データアナリスト
データアナリストというのは、データの分析・データの収集を行う仕事のことを指します。データアナリストになるためには、数学や統計学の知識・分析力や論理的思考力・プログラミングスキルなどが必要となり、未経験から目指すのは比較的難しいのですが、報酬単価は高い傾向にありますので、興味がある方は是非挑戦してみてください。
ディレクター系フリーランスの代表的な仕事3選
では次に、ディレクター系フリーランスの代表的な仕事を3つ紹介していきます。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作における現場監督です。クライアントからヒアリングを行い、その内容をもとにデザイナーやライター、コーダーなどへの指示出しを行います。
品質管理だけでなく、クリエイターのマネジメントも同時に行う必要が出てきますので、難易度はかなり高く、長い実務経験を必要とします。またWebディレクターは、複数の案件に並行して担当するケースが多いので、業務時間が長くなる傾向もあります。
編集者
編集者は、雑誌・小説・電子書籍・Web記事などの企画や制作を行う仕事です。コンテンツ全体の管理や指揮を任されるケースもありますので、比較的報酬単価は高い傾向にあります。
ただ、読者に有益なコンテンツを作れるかどうかは編集者の腕にかかっていますので、未経験からそのままフリーランスになるというよりは、編集プロダクションなどでの下積みを経て独立するのが現実的です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアントが抱えるIT系の悩みを解決に導く仕事です。
他の仕事に比べると、対応範囲がかなり幅広いため、ITやWebに関する専門的な知識だけでなく、ビジネスや経営に関する知識も必要になってきます。
フリーランスのITコンサルタントになるためには、クライアントからの信頼を獲得できるだけの実績や経験が必要になりますので、実務経験を積んだり、資格を取得したりしてから独立することをおすすめします。
マーケティング系フリーランスの代表的な仕事3選
では次に、マーケティング系フリーランスの代表的な仕事を3つ紹介していきます。
Webマーケター
Webマーケターというのは、マーケティング戦略作成や施策の検討・広告運用・SEOなどのマーケティング業務を行う仕事を指します。
Webマーケターもどちらかというと1つの案件に携わる時間が長いため、単発案件をいくつも獲得するというよりは、1つの大きな案件に中期から長期に渡って携わるというケースが多いです。
アフィリエイター
アフィリエイターというのは、アフィリエイトサイトを運営している人のことを指します。クライアントから仕事を貰って報酬を受け取るのではなく、自分が運営しているブログから発生する広告収入によって生計を立てています。
アフィリエイトは、ブログやSNSなどを立ち上げ、アフィリエイトサイトに登録すれば挑戦できますので、数あるフリーランスの中で最も挑戦しやすいです。
ただし、アフィリエイトで生活できるだけの収益を上げるにはそれなりの時間と労力が必要になり、専門的な知識やスキルも必要になってくるため、決して簡単に稼げる仕事ではありません。
SNSマーケター
SNSマーケターは、Twitter・Instagram・Facebook・TikTokなどのSNSアカウントを運用する仕事です。近年では、SNSをビジネス目的で活用する企業も増えてきたのですが、知識やノウハウを持っていない企業もたくさんあります。
このような会社から委託されSNSアカウントを運営し、認知度やイメージの向上、製品やサービスの販売促進をサポートしていくのがSNSマーケターの仕事です。
クリエイティブ系フリーランスの代表的な仕事7選
では次に、クリエイティブ系フリーランスの代表的な仕事を7つ紹介していきます。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを担当する仕事です。Photoshop・Adobe XDなどの専用ソフトを駆使しながら、Webサイトのインターフェイスを制作していきます。
またデザインに関する知識やスキルだけでなく、自身でコーディングしたり、CMSへの組込見などもできると、より高額案件を受注しやすくなります。
イラストレーター
イラストレーターというのは、Webサイトや紙媒体の広告で使用するイラストの作成、キャラクターの作成を行う仕事です。
イラストレーターは未経験からフリーランスになるのはなかなか難しいので会社に勤めながら副業ではじめたり、アシスタントとしての下積みを経て独立することが多いです。
動画編集者
YouTubeやTikTokなど動画市場が盛り上がりを見せている昨今においては、フリーランスの動画編集者も増えています。動画編集者というのは、素材動画を専用ソフトで加工し、1つの映像に仕上げる仕事です。
動画編集を行うためには、編集技術やソフトの使い方を身につける必要がありますが、そこまで難易度が高くないため、未経験からフリーランスを目指すことも可能です。
ただし、現在ではフリーランスの動画編集者が比較的多くなっていますので、ライバルとの差別化要素をしっかりと考えておかないと稼げなくなってしまいます。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーというのは、紙媒体やWEBコンテンツに乗せるグラフィックのデザインを行う仕事です。取引相手は法人になることが多いため、比較的高単価の仕事を獲得しやすいです。
ただし、フリーランスのグラフィックデザイナーとして活躍するためには、それなりの知識やスキル、実績が必要になりますので、未経験から独立するよりも、下積み期間を経て独立した方がスムーズに仕事を獲得できるでしょう。
YouTuber(ユーチューバー)
動画市場が急成長を遂げている昨今においては、YouTuber(ユーチューバー)として活動している方もたくさんいます。YouTuberは非常に夢のある職業であり、登録者数が増え、動画の再生回数が伸びれば、年収数億円を稼ぎ出すことも可能です。
しかし、現在はユーチューバー人口がかなり増えており、それで生計を立てられている人はひと握りでしょう。戦略や立ち回り方をしっかりと考え、ビジネスという認識を持って取り組まないと稼げません。
ライバー
ライブ配信アプリやサイトを使って動画配信を行うライバーも、人気の職業です。ユーチューバーと似ている部分もありますが、ライバーは視聴者からの「投げ銭」が主な収入源となりますので、立ち回り方が変わってきます。また、ライバーは生配信がメインとなりますので、視聴者との接し方や配信する内容などもかなり重要です。
ライター系フリーランスの代表的な仕事3選
では最後に、ライター系フリーランスの代表的な仕事を3つ紹介していきます。
SEOライター
SEOライターというのは、SEO対策を施した記事を作成する仕事です。仕事内容としては、企業コラム記事の作成・アフィリエイトブログの記事作成などがメインとなります。
SEOライターは未経験からでも挑戦できますが、SEOやWebに関する知識やスキルがないと高単価案件を受注できません。未経験から始める場合は、いきなりフリーランスになるというよりも、副業でSEOライターとしての経験を積んでから独立するのがおすすめです。
コピーライター
コピーライターは、商品・サービス・広告などのキャッチコピーを作成する仕事です。それぞれの魅力や要点を正しくまとめ、ユーザーの心を動かせるようなインパクトのあるキャッチコピーを考える必要があります。
求められる知識やスキル、クオリティのレベルはかなり高いですが、キャッチコピーは宣伝活動の効果や、売り上げに直接影響してくる部分となりますので、報酬単価もかなり高いです。
翻訳家
翻訳家は、書籍・映像作品・各種資料などに記載されている外国語を日本語に訳す仕事です。語学力が武器になる仕事であり、初心者から中級者レベルでは仕事を請け負うことは難しいでしょう。
翻訳家は「語学力」という専門性の高い知識やスキルを駆使して仕事を行いますので、比較的単価が高いです。また、翻訳案件の数に対して翻訳家が足りていない状況となっていますので、安定した仕事量を確保しやすいと言えます。
まとめ
フリーランスの仕事には、様々な種類があります。それぞれで仕事内容や報酬単価、挑戦するまでのハードルが大きく異なりますので、自分に合った仕事を慎重に探していかなければなりません。
また、未経験からフリーランスとしてデビューできる仕事もあれば、実務経験が必須になる仕事もありますので、どのようなプロセスを経て独立するべきなのかということについても慎重に検討していきましょう。
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freenote編集部
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