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フリーランスに興味を持っている方の中には、「自分でもやっていけるのかな」「自分は本当にフリーランスに向いているのだろうか」という疑問や不安を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、フリーランスに向いている人、向いていない人の性格について詳しく解説していきます。
フリーランスには適性がある?
フリーランスとして活動することによって、時間も自由に使えるようになりますし、頑張りに応じて収入を上げることも可能になります。
このように、様々な魅力を得られる働き方ですが、フリーランスには適性があり、全ての方におすすめできる働き方ではありません。
適性を判断せず、安易な気持ちで挑戦してしまうと後悔する可能性が高くなりますので注意しましょう。
フリーランスに向いている人の性格とは?
では早速、フリーランスに向いている方の性格をいくつか紹介していきます。
自由を追い求めている
この記事を見ている方の中には、「会社に縛られるのが嫌だ」「好きな時に仕事をして、好きな時に休みたい」と考えている方もいるでしょう。このような方は、フリーランスに向いています。
フリーランスになると、毎日が仕事で毎日が休みとも言えるほど自由度が高くなり、自分で働く日や働く時間を決められるようになりますので、日常生活における満足度を高めやすくなるのです。
変化や刺激が好き
フリーランスは、会社員として働くわけではありませんので、給与ではなく報酬としてお金を受け取ることになります。請け負う仕事量や案件の難易度によっては、高額報酬を得ることも可能です。
仕事内容についても制限がなく、ジャンルやカテゴリの違う仕事を同時に請け負うというケースも珍しくありません。このようなことから、「常に新しいことに挑戦していたい」「自分の限界に挑戦してみたい」という方にとって、フリーランスは最適な働き方と言えるのです。
高いスキルと知識を持っている
1つの分野に関する高いスキルと知識を持っている方も、フリーランスに向いています。フリーランスとして活動するためには、会社の看板ではなく自分の腕一本で稼いでいくことになり、そのためには知識とスキルを証明し、クライアントを安心させる必要があります。
スキルや知識、実績などをしっかりと提示することによって、「この人にお願いしたい」と思ってもらえるようになりますので、スムーズに仕事を獲得しやすくなるのです。
向上心が強い
フリーランスは、会社員と違って自分で収益を生み出す必要があります。会社員のように固定給が出るわけではありませんし、ボーナスが出るわけでもありません。自分で仕事を探し、積極的に提案をしていかないと案件の獲得には繋がらず、報酬も得られなくなってしまうのです。
向上心がない方がフリーランスになると、「これくらいの仕事量でいいか」「最低限これくらい稼げればいいな」という状態になってしまい、成長しよう、さらに上を目指そうと考えなくなってしまいます。
また、このような思考をしていると低い目標を設定しているにもかかわらず、その結果を下回る結果になってしまうことも多くあります。
現状維持が大切な場面もありますが、フリーランスや経営者というのは常に上を目指して努力していく必要がありますので、向上心が強い方は是非フリーランスという働き方に挑戦してみてください。
自己管理が得意
フリーランスになると、何もかもが自由になります。どこで仕事をするのか、何時に仕事をするのか、どのタイミングで仕事を切り上げるのかなども、全て自分の裁量で決められます。
これがフリーランスの代表的なメリットなのですが、このメリットが時としてデメリットになってしまうこともあります。
というのも、自己管理能力が低い方は自分の感情に良くも悪くも素直ですので、「サボりたいな」「明日でいいか」という状態になってしまいやすいです。
ただ、こうなってしまうと仕事が全く進まなくなり、納期に遅れたり、仕事の質が低下したりする可能性が高くなるのです。このようなことから、自分で自分のことをしっかりと管理でき、理性を働かせられる方はフリーランスに向いていると言えます。
一人の時間が好き
仕事にもよりますが、フリーランスになると一人の時間が増えます。仕事場所も自宅やコワーキングスペースなどになることが多く、部下や同僚、上司とコミュニケーションを取ることは基本的にありません。
仕事によっては、朝から晩まで自宅でパソコン作業をするということもあります。このような一人の時間に耐えられる方でないと、フリーランスとして活動していくのは難しくなるでしょう。
メンタルが強い
フリーランスになると、様々なことが起こります。クライアントから怒られることもありますし、仕事が激減してしまうこともあります。このようなトラブルは、フリーランスにとって日常茶飯事であり、ちょっとしたことでいちいち落ち込んでいると身が持ちません。
また、どのようなトラブルが起こっても全て自分で解決するしか方法がありませんので、いつまでもくよくよしてはいられないのです。もちろん、反省をしたり、次に活かしたりということは大切ですが、時には楽観的に考えることも大切です。
このようなことから、気持ちの切り替えスピードが速く、ちょっとやそっとのことでは落ち込まない方は、フリーランスに向いていると言えます。
責任感がある
フリーランスは、クライアントとの信頼関係が命です。
残念ながら、納期を平気で破るフリーランスや、仕事を受けていながら途中で連絡が途絶えるフリーランスがいることも事実です。このような責任感のない方はフリーランスには向いていません。
逆に、受けた仕事を最後までしっかりとやり遂げる意識を持っている方は、クライアントと良好な関係を築きやすく、仕事量も安定しやすいため、フリーランスに向いていると言えるのです。
フリーランスに向いていない人の性格とは?
では次に、フリーランスに向いていない方の性格について詳しく見ていきましょう。
安定志向が強い
フリーランスになると、安定という言葉とは無縁の生活になります。収入もその月、その年によって大きく変動しますし、時には仕事が一切ないという状態になってしまうこともあります。
そのため、「毎月一定の給料を受け取りたい」というように、安定志向が強い方はフリーランスには向いていません。
お金の管理ができない
お金の管理ができない方も、フリーランスには向いていません。フリーランスは、生活資金・事業資金を分けて考える必要があります。
また、受け取った報酬を全て自分のものだと勘違いしてしまう方もいるのですが、翌年に各種税金や保険料などの支払いが待っていますので、計画的に使っていかなければならないのです。
お金の管理ができず、あればあるだけ使ってしまうという方がフリーランスになると、「支払いができない・・・」という状態に陥る可能性が高くなりますので注意しましょう。
コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手な方も、フリーランスには向いていません。なぜなら、フリーランスは自ら営業周りをして、仕事を獲得する必要があるからです。
1つの分野に関する知識やスキルがあっても、コミュニケーション能力が高くないと仕事を獲得できません。また、新たな人脈を構築することも難しくなりますので、事業規模を拡大させにくくなってしまうのです。
逃げ癖がある
フリーランスは一度受けた仕事に対して責任を持たなければなりません。仕事を進めていく上で、「難しいな・・・」「どうすればいいんだろう・・・」となってしまった場合でも、何とかして仕上げなければならないのです。
このようなことから、途中で投げ出したり、クライアントからの連絡を無視したりというような逃げ癖のある方は、フリーランスに向いていないと言えます。
自分で考えて行動するのが苦手
自分で考えて行動するのが苦手という方も、フリーランスには向いていません。フリーランスになると、上司や同僚、部下という存在がいなくなりますので、基本的には全てを自分で決める必要が出てきます。
自分で考えて行動できない方がフリーランスになると、「何をすればいいの?」「次はどうすればいいの?」という状態になり、収入が頭打ちになる可能性が高くなりますので注意しましょう。
慎重すぎる
慎重すぎる方は、「失敗するかもしれないな」「うまくいかなかったらどうしよう」というように、ネガティブなイメージばかりを思い浮かべてしまう傾向があります。
もちろん、リスクをしっかりと考えることは大切なのですが、あまりにも慎重すぎるといつになっても行動を起こせなくなってしまいますので注意が必要です。
まとめ
フリーランスは非常に魅力的な働き方ですが、全ての方におすすめできる働き方ではありません。フリーランスに向いていない方が安易な気持ちで挑戦すると、後悔したり、失敗したりする可能性が高くなりますので注意が必要です。
フリーランスに興味を持っている方は、今回紹介したことを参考にしながら、フリーランスという働き方が自分に向いているのかどうかを慎重に判断していきましょう。
この記事を書いた人
WRITER
中村 和正
Kazumasa Nakamura
株式会社 gracenote CEO
WACAウェブ解析士マスター
Web業界17年目。Webマーケティングや経営領域のコンサルティングや運用支援を行うほか、プロジェクトマネージャーやインフォメーションアーキテクツとして数多くのプロジェクトにも参画している。 自身がWebフリーランスから法人成りした経験を活かし、フリーランスの独立・成功を支援しています。