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仕事を依頼するのが不安になるフリーランスの7つの言動

2021.10.27

中村 和正

フリーランスとして仕事をし、だんだんと業務量が増えてくると、一人では抱えきれなくなり、外部に仕事を依頼する機会があります。しかしそんな時、こういうことをやられると「本当に大丈夫かな?」と思ってしまう言動がありますので、そちらをまとめてみました。

フリーランスとして活動をされている方は、ご自身がこのパターンに当てはまっていないか、確認してみてください。

なお、この記事を読んでいただくことで、フリーランスとして問題のある言動を把握することができ、依頼者を不安にし、案件を取りこぼしてしまうことへのリスクヘッジができます。それではいってみましょう。

頼んだ仕事にすぐとりかかる。

依頼したらすぐに仕事にとりかかってくれるのはありがたいのですが、「今までやっていた作業は大丈夫なの?」と思うのと同時に、また別の人に仕事を頼まれたらそっちにすぐ移ってしまうのではないかと不安になります。

フリーランスとしてまだ活動し始めたばかりで、業務量に余裕がある人ならいいですが、依頼者を不安にさせないためにも、依頼を受ける前に「納期はいついつまででいいですか?」というように確認を取るようにしましょう。これにより、仕事に優先順位を付けて順番に行っているということが分かるため、依頼者としても安心できます。

期限を明示せず、でき次第送りますという。

いつごろ終わりそうかを聞いても時間が読めないと言われると、より不安になりますね。

期限を切らないことがリスクヘッジと思っているフリーランスがいますが、これをやると依頼された人は「自分のタイミングで終わらせればよい」と思い、依頼した人は「自分が必要な期日までにはもらえる」とお互い都合のいい解釈をしてトラブルの火種になります。

これはお互いの認識がそれぞれでされてしまっており、不一致になってしまっていることから引き起こされますので、トラブルにならないためにもきちんと話合って認識を揃えておきましょう。

「見ればわかります。」と言う。

資料を用意して説明しようとしたら「見ればわかるんで大丈夫です。」と言われてしまうケース。もちろん資料は見るだけで分かるようには作るのですが、テキストだけでは意味を取り違えてしまう場合や、お互いの知識レベルにギャップがある場合もあるので、いざ作業にかかろうとした際に質問がくるか、そのまま意図を違えたものがあがってくることが多いです。 また、特に注意してほしい情報や重要な情報は、依頼者の口から直接伝えられるものですし、お伝えしたいものです。そこをお伝えできないまま、やっぱり認識を間違えたものが上がってくるとがっかりするものです。

作業の目的や全体像を聞かない。

ひとしきり説明を終えると具体的な点の質問はしてくるが、なんのための作業なのかは聞いてこないケース。目的が分からないと悩んだ点が出てくると都度聞かないと判断がつかなくなってしまいますね。

逆に目的が分かっているとプラスαの提案や依頼側が抜けていた視点などもフォローされることもあります。単純作業であれば事務的にこなすのもいいかもしれませんが、お互いの成長や成果物の品質向上のためには目的を理解して取り組んだ方がよいですね。

ひとしきり説明を終えると具体的な細かい点での質問はしてくるけれど、なんのための作業か、全体の作業のうちのどういった役割なのかは聞いてこないケースがあります。目的や全体像が分からないまま進んでしまうと、悩んだ点が出てきた時に、都度聞かないと判断がつかなくなってしまいます。

逆に目的や全体像が分かっていると、プラスαの提案や依頼側が抜けていた視点などもフォローできることもあります。単純作業であれば事務的にこなすのもいいかもしれませんが、お互いの成長や成果物の品質向上のためには目的を理解して取り組んだ方が当然いいものができます。フリーランスとしてプラスαの提案ができることは、単価アップにつながりますし、依頼側が抜けていた視点がフォローできると、信頼度が高まります。

メモを取らない。質問が全くない。

説明に頷くばかりで、メモをとっている様子がない人。大丈夫なのかなと思っていると、案の定説明したところを質問にやってきます。

また、質問がない人も、やっぱりあとで説明したところを質問しにきたり、説明したこととは全く違うことをしていたりしてしまいます。この行動はフリーランスとして信用を大きく損ないますので、気をつけましょう。

また追加でお伝えすると、質問したことに対しての答えが的を射ておらず、欲しい回答が返ってこないフリーランスがいます。そういう人は、回答から余計な情報を取り除いていく作業が必要になります。そうすると、毎回的を射た回答を得るのに時間がかかるだけでなく、コミュニケーションミスも多くなり、トラブルになる可能性が高くなってしまうのです。

PCのデスクトップが埋め尽くされている。

デスクトップが様々なファイルやフォルダで埋め尽くされているフリーランス。渡したデータもその中におもむろにおかれると、二度と開かれることがないんじゃないかと不安になってきます。

こういった人はタスク管理ができていないケースが多いので、対応の抜け漏れだけでなく、データの先祖返りを起こしてしまうことも多いです。 デスク周りや、PCの中のデータがごちゃごちゃしている人は、頭の中がそのまま反映されていると言いますが、これは本当の話で、整理整頓ができていな人ほど、タスク管理、データ管理ができていないことが多いです。まずは身の回りの整理整頓から始めてみましょう。

進捗を聞くとおもむろにメーラーを開く。

様子を確認して、「こないだの件、どうなった?」と聞くとおもむろにメーラーから関連するメールを開いたり閉じたりし、肝心の答えは返ってきません。自分がやるべきタスクと期限を把握していないのでしょうね。

結果的に自分がやった方が早かったという事もありますし、「あいつは仕事ができない」と切り捨てることは簡単ですが、すべてを自分で抱え込んでしまえば自分がミスをしたりやりたい仕事に取りかかれなくなったりしてしまうこともあります。

どんなに優秀な人でも1人でできることには限りがありますので、こういった兆候を感じ取れたのであれば、注意してフォローしたりタスク管理の仕方を教えたりするなどして、成長してもらうことでお互いのメリットになるように行動できるのが1番良いですね。

まとめ

今回の「仕事を依頼するのが不安になる人の8つの行動」をしっかりと把握していただくことで、依頼者が不安になる問題行動をしないようにすることができます。また、8つの行動とは反対の行動をすることで、好印象を与えることもできます。

ぜひ、ご自身の行動と8つの行動を照らし合わせて一つ一つ確認してもらえたらと思います。

この記事を書いた人


WRITER

中村 和正

Kazumasa Nakamura

株式会社 gracenote CEO
WACAウェブ解析士マスター

Web業界17年目。Webマーケティングや経営領域のコンサルティングや運用支援を行うほか、プロジェクトマネージャーやインフォメーションアーキテクツとして数多くのプロジェクトにも参画している。 自身がWebフリーランスから法人成りした経験を活かし、フリーランスの独立・成功を支援しています。